cota315RのCDI異常?


 先日のトライアルスクールの終盤で、いったんエンジンを止めて休憩しようかと思ったら…
 「あれ?キルスイッチ壊れた?」って感じでエンジンが止まりませんでした。

 で、キボシ端子が外れているのかと思いドライバーでショートさせましたがエンジンは、まだ動き続けておりました… 
 「あ〜今度はCDIか〜…また今月も財布が〜…」
 と、思った矢先に岩田校長から「キルスイッチの片方はアースだよ」という神のお導きともいえるお言葉を戴き、1枚目の写真のように、片方の端子(黒・白の銅線側)と車体をドライバーでショートさせたら簡単にエンジンが停止しました。

 ココで原因発覚です。いわゆる「断線」ってやつです。
 そこで「断線なら根元から逝ってない限り直せる!」と、妙な自信が沸いて来たので今回は新品のCDIを買わずに、自分で直してみることにします。

 ちなみにCDIとその周辺の電気関係の部品は、燃料タンクを外し、CDIから出ているカプラ等の線をすべて外した後、外を覆っているゴム製の袋ごとマシン後方に引くと外れます。
 と、ココで怪しい亀裂を発見しました。見難くてすいません。写真中央です。

 まずはCDIの根元に巻いてあるテープを丁寧に剥がし、亀裂の辺りを調べると「への字型」に曲がっておりました。

 「よし!これに違いない!」と、勝手に解釈し、そこより少し端子寄りの部分をニッパでカットします。
 で、そのカットした部分と端子を検電テスターで導通テストしてみますが…

 導通しません…

 ココではなかったようです…orz
 「まあ!切っちまったモンはしょうがねぇ!!ひゃっほ〜!!」という感じで、その線を引き抜いたところ…

 ←「完全にブチ切れてるじゃん!!」ってな箇所を発見すますた。
 もしや…と思いアースコードと逆の電気来てる線(黒・白)の銅線も見てみると、やっぱり痛んでました。

 ではなぜこのように線が痛むのか?という疑問を持ちつつバイクをよく見たら、明らかに線が長すぎて弛んでおり、ハンドルストッパーにちょうど挟まる位置でぶらぶらしている事が発覚しました…

 明らかに自分のミスです…
「まあ!切れちまったんだから悩んでても仕方ねえか〜!ひゃひゃひゃっほ〜!!」

 って感じで部屋にCDIを持ち込み、両方の線を適当にぶった切りまして…
 久々の半田付けしました。

 半田付けの方法は、私より上手な諸先輩方に説明はお任せします。
 適当にインターネットでググれば出てきますので…

 それに今回は銅線同士の接続ですので、長い間温めていても、皮膜が融ける程度で電子部品が壊れる事もないので、初心者でも可能な作業です。
 そして半田付けが終わったら熱収縮チューブも被せておきます。

 防水と隣の線とのショート防止目的です。

 必要な箇所に被せて熱をかけると「きゅっ」って縮まる瞬間が好きです。
 可能であれば何度でもやりたい作業ですwww
 そんで、その上に「自己癒着ブチルゴムテープ」なるものを巻きます。

 このテープは糊でくっつくのではなくテープ同士が勝手に癒着する優れもので、普通のビニールテープと違い経年劣化などで糊がはみ出し、ねちゃつく事がないので見える部分には好んで使います。

 ちなみにこのテープはホームセンターやカー用品店などにあると思います。
 こんな感じで最後まで巻き巻きして完成です。

 今回は両方の線が損傷しショートしてなかったので良かったですが、もし内部の皮膜が両方破れてショートするとエンジンがかからなくなりますので、CDI本体がが壊れた!と、勘違いしすぐに新品を注文していたかもしれません。

 何でもやってみるって大切ですね〜…
 もしかしたら無知が故の特権かもしれませんが…(笑)