フルクラムのフロントハブをばらす


 前回、タイヤの装着が終わったので、このまま車体に組みつけても良いカモなんですが、あえて走行前にハブの構造をお勉強する為にばらしてみたいと思います。

 ちなみにフルクラムのハブは端っこについている六角ネジを緩める事で分解&アタリの調整が出来ます。

 シマノに比べてハブのメンテが楽そうです。
 で、アクスルシャフトを引っこ抜くとこんなかんじでシールドベアリングが入っております。

 シマノと違ってカップアンドコーンじゃないんですね〜。

 なのでシールドベアリングの玉アタリ調整って必要ないカモ?って思ってましたが、当然締め過ぎると回転が鈍くなり、ゆるすぎるとガタが出るようです。
 これが取り出したアクスルと両端のフタ?です。

 このフタに挟まれるようにしてベアリングが鎮座しております。
 ????!!!

 よく見ると、グリスの塗り方がイイカゲンじゃないですか?!

 半分しか塗ってないし、青色のシール部分も半分しか塗布されておりませんでした。

 とうぜんこのまま雨の日に走行すれば内部に水が入るのはいうまでもありません。
 で、そんないい加減なグリスは全て洗浄し、今回はシマノ純正のデュラエースグリスを使用してみたいと思います。

 いろんなサイトを見ていると「粘度が高いからハブには向かない」との発言もあるようですが今回は防水が目的なのでコレで行こうと思います。

 ちなみに私の持っているクレのシリコングリスは若干粘度が低いようだったので、ワコーズの赤グリスとの中間くらいの粘度のデュラグリスに決定しました。
 で、塗ったところです。

 写真ではわかりませんが、アクスルシャフトにも薄く塗ってあります。
 バイク整備のときのクセってやつでしょうか?(笑)

 そういえばグリスに関してこんなに真剣に考えた事って今までなかったような…
 自転車って人間が非力な分イロイロ考えさせられますね〜…次はセラミックベアリング&テフロングリスとかも試してみよっかな〜…(笑)