タイヤ交換…その1


 今回は、この角の丸くなったタイヤを交換します。
 まず、当たり前なのですがリヤタイヤを外します。
 そして今後の作業を楽にする為にブレーキディスクを外しておきます。
 準備が整ったら空気バルブの「虫ゴム」を外します。

 コレ以後の作業で地面に置く場合、新しいタイヤを下に敷いて作業すると、リム等が傷つきにくくなるのでオススメです。
 ちなみにコレは通常のバルブ回しを切って短くし、自作のハンドルをつけた物です。
 短いのでバイク整備では非常に使いやすいです。
 そしてタイヤ内の空気が抜けたところで「ビード落とし」です。
 チューブタイヤなら空気を抜いただけでビードが簡単に落ちるのですが、チューブレスタイヤにおいては「ビード」と「リム」が非常に強く密着しているので足で踏んだくらいではそう簡単に落ちません。

 で、今回は会社にあった「缶プレス」を使用しました。
 ちなみにこの機械はエアー式で、バルブ操作によって下側にある鉄板が上方向に上がってきます。

 難点としましては、油圧プレスと違い動作速度がやや速いのでレバー操作とタイヤの保持が難しいです。
 そして、10回くらい方向を変えながらプレスしてビードが落ちました。

 第1関門突破です(汗)

 ちなみにどっかのサイトで「カージャッキ」を使用して車と地面を使ってビード落とししている人もいました。方法は他にもあるので次回イロイロと試してみたいと思います。 
 ここでやっと「タイヤレバー」の登場です。

 私は2本しかもってないですが、3本あると作業がはかどると思います。

 まず、タイヤレバーの先端を下方向に挿し込み、ビードの内側に引っかかるくらいまで入れたら、ホイールの中心方向に倒します。
 次に2本目のタイヤレバーを10cm〜15cmくらい離し、こちらも先端を下向きにし挿し込みます。

 近すぎても遠すぎても入りにくいです。
 他の場所と比べて、比較的簡単にビードの内側に入り込みやすい場所があると思いますので、探しながら作業します。
 こんな感じでビードが持ち上がります。

 ちなみに白いプラスチックみたいなものは「リムプロテクター」です。
 私は外す最初とはめ込む最後の一番力のいる時だけ使用して、ホイールに傷が付きにくいように作業してますが、別に無くても問題ないと思います。
 そして最初に挿したレバーを一度抜き、2番目に挿したレバーを飛び越えた位置へ差し替え、同じようにビードを持ち上げていきます。

 この作業を繰り返す事によって、半周を超えるくらいビードが外れたら手で引っこ抜けると思います。
 抜けない場合はもうちょっとタイヤレバーに頼りましょう。
 反対側のビードは最初のうちは少々作業しにくいですが、同じような方法で外す事が出来ます。
 やっと外れました…

 ココまで大体30分くらいかかってしまいました…

 チューブレスタイヤはやっぱ作業しにくいです。